ラスベガスのショーで一番人気、と聞いていた、『O(オー)』。
入り口で、出演者をモデルにした彫像を見るだけでも期待が膨らみます。

今回は前から4列目、中央の席で観覧しました。ここは『べラージオ』宿泊者のための特別席。最前列2列くらいは水しぶきがかかったりしていたので、ドレスアップして出かけるにはベストの席だったのでしょう。
席は充分な角度と間隔があり、前の席に大柄な人たちが座っていても全然気になりませんでした。各席にドリンクを置くホルダーまで着いており、ロビーで購入したビールなども持ち込めて快適!広々!贅沢です!
舞台装置は縦横とも20M近い(?)巨大ステージの中央に、丸い大きなプールがあります。
プール上は船が浮かんだり、空中ショーの防護ネット代わりになったり、網状の床が急浮上して、普通に歩ける舞台になったりと、七変化します。出演者の出掃け(入退場)も基本的にプールの中から。舞台裏の水からの出入り口の構造をあれこれ想像してしまいました。
ショーの中身は空中ブランコとアクロ体操(半漁人たち)、シンクロナイズド・スイミング(セイレーン風)、船形の空中サーカス(海賊)、ファイヤーショー(ポリネシアンショーみたい?)、飛び込み(結婚式の花嫁と鐘?)、なんとも形容しがたい動きと衣装のダンサーなど、盛りだくさん!
特に気に入った3演目をプログラム写真から抜粋…
モンゴル女性4人組のアクロバット!

たしか、「ドラリオン」の始めのほうで、細いポールの上で少女が見せるアクロバットもモンゴルのものだったはず、モンゴルの曲芸文化は凄いのか?
涙が出るほど美しかった空中ブランコ。この写真でも、足首にひっかかっているだけの超絶バランスよりも、二人のパフォーマーの信頼関係が感じられる視線のやり取りに感動する…

単なる場つなぎに見られがちなクラウンのシーンも、メインに据えても良いぐらいの完成度!このシーンの音楽も抜群で、音楽でも泣きそう…
シルク・ドゥ・ソレイユらしい、エログロというか、ややキモいというか、前衛的な衣装とメイクが、多少好みが分かれるかも知れないけど…
アクロバットの技術や華やかさ、舞台装置や演出の凄さなど、一番人気と言われ続けるのも頷けます。
あえて苦言を呈するなら、あまりに人材を贅沢に使いすぎて、舞台のどこを見たらいいのか、「焦点がボケてしまってないか??」というシーンが多かったこと。シンクロのセイレーン達と、謎のダンサー・ソリスト2人は、背景やバックダンスに使うにはもったいないパフォーマンスをしているのに、じっくり見れないジレンマを感じるシーンがありました。
おいしいフルコースを食べたのに、量が多すぎて、どうしても食べ残してしまったような、罪悪感。食べ切れなかった私が悪いのか?料理を盛りすぎた料理人が悪いのか?は、わかりませんが。
何か理屈をつけて文句を言いたくなるほどの、華麗かつクオリティの高い素晴らしいショーでした。
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