2009年2月
コンペティティブ ≒ メカニック&ジムナスティック? : ④ スケートもどんどん変わる
③で、つい、採点方法の方に話題が逸れましたが、フィギュアスケートと競技ダンスは、
芸術的スポーツという不思議なジャンルです。
他にも、新体操やシンクロナイズド・スイミングなども同じ仲間?かな?
先日、テレビでジャネット・リン(銀盤の妖精と呼ばれたアメリカのフィギュア選手、1972年、銅メダリスト)の映像を見ました。
もちろん、今見ても美しく、楽しいのですが、現在の選手から見たら、プログラム内容はとても易しいのでしょう。
技術というものは不思議なもので…
誰かが3回転のジャンプをすれば、数年後には沢山の選手が3回転を、3回転半を跳び、
ビールマン・スピンはデニス・ビールマンしかできないのかと思っていたら、後から後からできる選手が現れ…終わりがない。
ダンスも、以前に比してステップも難しくなり、スピードもあがり、熾烈です。
何か、新しい事をしても数年で、追い付かれる。
新しいステップなんか、一瞬で広がりますからね〜。
習えるものは習い、盗めるものは盗み、真似できる事は真似する、
そうやって競技選手は進歩していくわけです。
コンペティティブ ≒ メカニック&ジムナスティック? : ③ スケーティング・システム
芸術的な要素と、スポーツ的な要素が要求される競技といえば、まずフィギュアスケートが思い浮かびます。
競技ダンスのファイナル(決勝)の順位を決める際の採点方法はスケーティング・システムと呼ばれます。複数の審査員が順位をつけ、それを集計する(詳しい事はまた別の機会に)方式。
個々の審査員が、得点ではなく順位をつける独特のシステムは
元々はフィギュア・スケートの順位を決める採点方法だったそうです。
(と、大学一年の時に競技ダンス部の夏合宿で習いました)
その後、スケートは
技術点と芸術点を分けたり、
規定とフリーを分けたり、
コンパルソリー(ダンスでいうとベーシックか?)がなくなったり、
技がきちんと決まったかをビデオ判定したり、
と、採点方式が変わってゆきました…
まあ、スケートは合理的です。
スポーツとして競う以上、何をどうすれば勝てるのか、どうして自分が負けたのかが明確であれば、戦略や努力の方向性が明確です。
子供の頃、オリンピックでスケートを見ていると、
アメリカの審査員はロシア選手に厳しく、
ロシアの審査員はアメリカ選手に厳しく、
自国の審査員がいない選手は不利に見えて、
子供心に「世の中って、こういうもの?」と、
暗澹とした記憶が…あります!
新しい採点方法で、こういう事は改善されたのかしら?
スケートの新方式は競技ダンスに採用可能なのか?!
…長くなりましたが!!
今週末、幕張メッセで行われるスーパージャパンカップでは、
セグエ(数種目を組み合わせたショーダンス的な作品を競う競技)があります。
セグエ選手権では、技術点と芸術点が別れており、規定が守られているかのチェッカーがいたりと、
従来の競技会とは異なる審査方法がとられます。
興味がある方はその辺も意識して観戦してください。
(あ、私たちは土曜日のスタンダード・ライジングと、日曜日のラテン全日本に出場します。
頑張ります)
コンペティティブ ≒ メカニック&ジムナスティック? : ② 時代は変わる…
競技ダンスには2種類あって、スタンダードとラテンに分かれています。
近代の(当時モダンダンスと呼ばれた)スタンダードの競技会が1930年代、ラテンダンスの競技会は1960年代に発祥との事なので、
ラテンダンスはスタンダードよりも競技ダンスの歴史が浅いのです。
(キューバンやアフロ・ブラジリアンのラテンアメリカでの歴史は長いけど、それはまた別の話)
更に、イギリス(ヨーロッパ)を中心に発展してきた競技なので、当然、当初はダンサーもヨーロッパ系が多く(今も中国と日本を除けばほとんどヨーロッパ系)、
ヨーロピアンはスタンダードダンスの伝統的・文化的なな基盤を持っているけれど、ラテンはゼロからのスタート。
歴史が短い分、技術的な発展や変化の幅は広く、数年前の指導と、今年の指導が違うと感じる事も多々あります。
私たちの尊敬する、元世界チャンピオン、エスパン・サルバーグ先生は1980年代に活躍したダンサー、ドイツに習いに行くラルフ・レピーネ先生は1990年前後のファイナリスト。
現在のスーパーコーチャーである彼らの、現役時代の踊りを今見ると、すごく古くさい。
それは彼らのせいではなく、当時のトレンドや技術の限界なわけで、今のトップダンサーをプロデュースしているのは彼ら。
たくさんの天才的なダンサーが試行錯誤や改善を試みて、ベーシック(基本的なテクニック)やコリオグラフィー(振付)が変わってきたわけです。
実際、ジャッジ(審査)の基準も変動しているようです。
その、最新のところ、1番効率的な動きを習いたいと、思いますよね〜!
メカニック+ジムナスティック≒コンペティティブ
コンペティティブ+(?)=アート
(?)に入る物は何かはまた別の話。
現役競技ダンサーとしては、時代遅れにならず、コンペティティブになりたいと思います。
セブ島最高(~o~) ②ジェットスキー


ホテルの部屋の前がプライベートビーチで、そこでシュノーケリングをしたり、ジェットスキーをしたりできます。
ホテル前の海に、じゃぶじゃぶ入って行くと、脚が届く遠浅の水で、タツノオトシゴや、フグや、その他名前不明の変な魚多数。
女の子達が浅瀬で水遊びしている間に、男性陣はジェットスキー。
私も初めてジェットスキーに乗りました。稲田先生と二人乗りで向かいの島まで30分程の小旅行。
怖かった〜。自分からは絶対乗らないもんね〜。
でも、今まで見た中で最高の海の景色を見れました。勇気を出して、行ってよかった。
しかしワシミダンスの男の子達、完全に野性に戻ってる。
広い海原をジェットスキーで、ぴょんぴょん跳び回る姿を見て、教室のワイシャツ姿は想像しかねます。
コンペティティブ ≒ メカニック&ジムナスティック? : ①
2008年、2009年のUK戦を見て、ファイナリスト(世界のトップダンサー達)に私が目立って感じた特徴は、
ひとことで言ってコンペティティブ。
非常に競技ダンスが競技としての特徴を明確にしてきたのだと思います。
優勝のマイケル・マリトースキーや、2位のリカルド・コッキは、
メカニック(機械のようにゆるぎなく正確でリズミカル)であり、
ジムナスティック(体操競技のような運動量と鍛えられた筋力と柔軟性を見せつける)な要素をが目立ちます。
「機械のような、体操のような踊り」という表現はダンスを表すには褒めていないように感じますが…
まるで芸術的な表現力を欠くかのように聞こえかねませんが…
メカニック&ジムナスティック≒コンペティティブ
と、考えると、褒め言葉です。
だいたいにおいて、ダンスのベーシックムーブメントというものは機械的なものです。
バレエのバーレッスンも機械的です。
機械的な体操的なトレーニングを積み重ねた上でないと、芸術的な踊りはできないと思います。
逆に、メカニックな裏付けが無いのに、フィーリングだけで踊ったら、見苦しくなると思います。
ぼんやりと、「悪い意味で機械的に」「悪い意味で体操のように」義務的な基礎練習をしてしまう事のないように…
意識を持ち続けるのは難しい事ですね。
ROLLER COASTER LIFEとは
このblogのタイトルを「ROLLER COASTER LIFE」にしたら、
「何このタイトル〜?」と、聞かれました。
ローラーコースター・ライフ、つまりジェットコースターな生活。
数年前、長年(?)勤めた会社を辞めてダンス一本で喰って行く事を決めた時は、
(こう見えて非常に真面目に勤務してました)
「これで優雅なフリーランス!
留学日程は選び放題!
習い事やトレーニングし放題!
深夜、サルサクラブにもがんがん通えるかも!
朝練したら、夜練までの間、1日数時間しか働かない=うまくやれば昼寝もできるかっ?!」
と、思いました。
ところがどっこい(って、最近言わない…)。
働き者の稲田ファミリーと、超ポジティブ・シンキングなワシミ先生のペースを見習った結果。
たいして働いていないのに、つい、エアロやヨガの資格を取ってしまったり、新規オープンのスタジオに関わったり、いろいろなイベントを企画してしまったりと、毎日が盛りだくさん。
忙しくても練習はサボれないし、留学は行きたいし、トレーニングもしたいし。
静かな寝正月を夢見ていたら、なんと今年の元日は、深夜2時すぎにはディズニーランドのロッキーサンダーとスペースマウンテンを何回もリピート!
マジでジェットコースターw(゜o゜)wな、1年の始まり…
実は今も、成田エクスプレス内でこの記事を携帯電話で打ってます…ワシミダンススクールのスタッフ旅行でセブ島(^O^)四日。
試合のためでもレッスンのためでもない、リゾートな海外旅行って、なかなかない!
着いたらまたノンストップなお遊びスケジュールが待ってます。
楽しくて、いんんだけど。大丈夫なのかっ?!
まあ、楽しければいいか。
帰国したらスーパージャパンカップに向けてまっしぐら!そっちも頑張るぞ。
自分から乗ってしまったローラーコースターは、止まるまで降りられないしね。
行ってきます(^0^)/
ブライアン・ワトソンとお揃い
TRUE RELIGION(トゥルー・レリジョン)のジーンズを買ってしまいました…
冬物最終セールでも、結構高かったです(>_<)
が、これ、昨年引退した、ラテンダンスのグレートチャンピオン、ブライアン・ワトソンが履いてるのと色違い。
初めてブライアンのレッスンに行った時に、黒のTRUE RELIGIONを着て行ったら、「俺のと同じだね〜」と声をかけてくれて、プライベートな話をするきっかけができました。
何となく、縁起の良いブランドなのです。
ちなみに、ブライアンはレッスンで会うと必ずTシャツにジーンズ。
私のTシャツも、いちいち「いいね〜」とか、コメントします。
気さくな人なんですよね。
ジーンズだけでもブライアンとお揃いにして、チャンピオン気分(か?)
UKの思い出⑤ 写真再発見!
2008年のUK戦の写真を再発見。
2年に1回、選手会東部総局が発行している「選手年鑑」というものがあります。
東部総局所属の現役選手の写真とデータが掲載されます。
ちょうど今、2009年度版の発行準備中なので、各選手はどの写真を載せるか写真準備中のはずです。
せっかくだから海外コンペの時の写真でいいのがないかな~
と思ってイギリスのサイトを探していて再発見。
改めて見ると、たった1年前ながらメイクも違うし、初々しい(?)・・・かな?
日本のカメラマンは顔や上半身アップの写真はあまり撮らないけど、
このカメラマンさんは他の人の写真にも(特に美形の子の分)アップが多い。
・・・でも、実際問題、選手年鑑に、この写真はこっぱずかしいですね。
普通のを出します。
群馬から素敵なお知らせ…リッチ体操教室の卒業生が「コルテオ」出演中!
私が出張レッスンに行っている、群馬県桐生市から素敵なお知らせです。
桐生市のリッチ体操教室とスタジオリッチは、稲田雅史先生の実家で、
雅史先生はダンサーになる前は、ここで体操を子供達に教えていました。
さて、そのリッチ体操教室の卒業生、奥沢秀人くん(27歳)が、2月から東京・原宿で開幕したシルク・ド・ソレイユの「コルテオ」に出演中です!
群馬県桐生市で生まれ、リッチ体操教室で体操を始め、日体大体操部ではレギュラーとして活躍。卒業後、シルク・ド・ソレイユ「コルテオ」唯一の日本人アーティストとして凱旋帰国。
テレビなどでも連日紹介されているので、見た人も多いでしょう!
リッチ体操教室の野村和彦先生(稲田先生のおじ様)、スタジオリッチの稲田敬子先生(稲田先生のお母様)によると、子供時代からずば抜けた生徒だったとのこと。
世界一のサーカスで活躍する夢を叶えた奥沢くん。
是非、皆さんも「コルテオ」を見て、応援してください!
普通救命Ⅱ取得
試合の翌日、頑張って早起きして、普通救命講習に参加してきました。
これは怪我人、病人が出た時に、119番してから、救急車が到着するまでの間、よりよい状態でプロに引き継ぐ、命のリレーの第一走者になるための研修です。
会場は杉並消防署の高井戸出張所。少し遠かったけど、仕事や練習にかからない、月曜朝からのコースが開催されていたのでお邪魔しました。
講習は4時間。
簡単な応急手当と救命の基礎知識。
そしてメインはCPR(心肺蘇生法)とAED(自動体外式除細動器)。
AEDとは、ドラマなどで心臓の止まった患者さんに「バン!」と電気ショックをかけて蘇生する、あれ(のようなもの)。
実際には、AEDは止まった心臓を動かす機械ではなく、
ケイレンしている心臓を一度止めて、正常に動くきっかけを作る機械なのだそうです。
駅などに設置してあるのは知っていたし、スイッチさえ入れれば、後は音声案内に従う、フールプルーフな設計と聞いていたのですが、
やはり、見ると聞くとは大違い。
座学で仕組みを習い、先生が一回見本を見せてくれたにも関わらず、
いざ自分ひとりで操作すると、緊張します。
これで、やじ馬がいたり、周りが騒がしかったりしたら音声案内を聞き落としそうだし、
私の声が周りにきちんと届くか心配です。
特に、電気ショックは、うっかり患者に触れていると、周囲の人も感電するのだけれど…励ますために手を握ってる人とか、いそう。うっかり感電被害者を出しかねない。
大声で、周囲の人にわかりやすく説明しないと。
心配性の私は帰りの電車の中でも、
「周囲の安全確認〜」
「皆さん離れてくださ〜いっ!感電しますよ〜!」
「通電したらすぐ胸部圧迫〜!」
などとつぶやきながら帰宅しました。
資格は使うために取るものですが、これは使う機会がない事を祈ります。
不名誉の負傷:アレックス・ムーア杯と東京都知事杯、NATD杯

2/9(日)アレックス・ムーア杯と東京都知事杯、NATD杯が行われました。
(財)日本ボールルームダンス連盟東部総局所属の選手にとっては、今年最初の大きな試合。ムーア杯は何十年も続く、伝統のコンペだし、会場も後楽園ホールなので、観客もぎっしり。毎年盛り上がる試合です。
私たちは東京都知事杯ラテン、NATD杯ラテンに出場。
応援して下さった皆さんありがとうございました。そのうちに、優勝報告できるように頑張りますからね〜。
さて、二次予選中に誰かとクラッシュして、左手中指の爪が剥がれました…不名誉な負傷。
流血が止まらず、競技生活で初めて看護師さんのお世話に。
爪が剥がれたくらいで…とも思ったのですが、誰かの衣装を汚したりしても申し訳ないし、普通の絆創膏では間に合わないと思ったので。
本職の看護師さんは、手際よく、次に踊るまでの短時間に、消毒してテーピングしてくれました。
その後、踊ってもテープはびくともせず、一日持ちました。しかも変な圧迫感もなし。
さすがプロ。
看護師さんありがとうございましたm(__)m
そしてぶつかった人、後ろだったから誰だかわからないけど、そちらも痛かったでしょう〜ごめんなさいね〜。
しかし、一枚でも爪がないって、大変。
ずきずき痛いし、水仕事できないし、何より、踊るのに不便。参りました。
UKの思い出③ みんな上手くなっている…!!
今年のUK戦は思っていた以上の激戦でした。
スタンダードはカップル解消などでファイナル常連が三組も欠けたので少し残念でしたが、ラテンは特に興味深かったです。
スラビックとハンナというスーパースター同士の組み合わせで、名前と人気だけならチャンピオンでもおかしくないニューカップルが、まさかの6位!
踊りが著しく精彩を欠いた訳ではないのに、3位入賞もままならないとは。(私個人としては6位って程悪くないと思ったけど)
しかし、全体のレベルは確実に上がっているのでしょう。もともと凄いと言われてたファイナリストですら、去年よりスピーディーかつエレガントに、明らかに上手くなっていました。
ファイナリストだけでなく、予選全体も。
去年と同じまま→だと、確実に結果は↓ダウンする。
少し上手↑になっても、周りはもっと進化↑↑↑している…恐ろしいことです。
最新情報がDVDやインターネット等で公開され、国の境を越えて、選手やコーチャーが行き来している時代。ただちょっと留学したり、普通に練習してるだけでは足りないのだと、あらためて感じたのでした。














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